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ナチュラルビューティーアドバイザーねこ子の☆美容ブログ

初めての漢方!器具は?煮出し方は?煎じ薬体験レポート

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こんにちは(*^_^*)

ナチュラルビューティアドバイザーのねこ子と申します☆

 

私ねこ子が長年に渡って苦しめ続けられたPMSによる数々の症状、そして不妊体質を改善するために始めた漢方治療。

東洋医学の知恵の結晶でもある漢方治療は、一人一人の健康の悩みにピッタリと合った治療を受けることができるオーダーメイドの医療です。

一般的に独特の薬(苦くてマズい^^;)古めかしいイメージを持たれがちな漢方薬ですが、健康の悩みが複雑・多様化した現代にこそ大変おススメの治療法なのです!

実際私も漢方を始めるまでは「難しい、わかりにくい薬」といったイメージをめっちゃ抱いていました。漢方生活どっぷりの今現在でも、一つ一つの成分に関してすべて理解したうえで飲んでいるわけではありません。正直言って薬の中身に関しては100%プロ(主治医のN先生)任せです。

けれど、よくわからん?ながらもひとまず「エイヤッ!」と効果を信じて漢方薬に身をゆだねるように毎日コツコツと飲み続けることで、健康の悩みが解消し大幅な体質改善をすることに成功したのです。

漢方薬と一口に言っても粉薬・液体等そのカタチは色々です。

今回は漢方治療の中でもダントツの効き目を誇る煎じ薬にスポットを当ててその中身を詳しくお話しします。

『煎じ薬って・・一体どんなもんやねん!?』ということから、実際の煎じ方(グツグツの仕方)・煎じ薬服用のハウツー・飲む際のちょっとした注意点等、私ねこ子が実際行っている漢方生活について具体的にお伝えします。

題して“東洋医学のど素人でもちゃんとできた!煎じ薬レポート”です!(^^)!

 

煎じ薬っていったいどんな物なのか?

突然ですが、漢方の煎じ薬って聞くとどんなイメージを持ちますか?

例えばですね・・・大きなずん胴鍋(ラーメン屋にあるアレ)の中に得体のしれない物をたぁくさん入れて、にごった液体になるまでデカい棒きれでグルグルかき回し、グツグツぶくぶくと怪しく煮ながら『イーッヒィッヒィッヒィッヒィィィ(怪笑)』というイメージを想像したのは私ねこ子の夫です(それって・・魔女やん!めっちゃヨーロピアンテイスト!イメージがあho・・)

そこまでの怪しいイメージで無くても、実際は『何だかようわからんもん』として、小難しいイメージや『何の効果があるのかようわからんもん』といったイメージを一般的に持たれがちなのではないでしょうか?

では・・実際のところどやねん?と申しますと、遠からず夫のイメージは当たっています(悲)

漢方の煎じ薬は簡単に言うと乾燥させた植物の実・葉っぱ・木の皮など、現代医学から考えると一見薬のイメージに結び付きにくいような物が結構入っています。私は今のところ処方されていませんが、中には昆虫の足(ンギャ~!!!何飲ますねんっ!)や鹿の角(エグイ&可哀想・・)石ころ(もはやノーコメント)なんかを煎じ薬の中に配合される患者さんもいるようです。

でも大体処方のメインになっているのが植物の実・葉・種なんかなので、そんなに怖がらずとも安心して飲める内容でしょう(症状・体質によって個人差のふり幅はデカいかもですが・・)

そんな感じで、自然の恵み(時には生物の身体の一部も^^;)の中でも薬としての効果が高い物(大体は乾燥した状態になっている)を“生薬(しょうやく)”と呼ぶんですが、その生薬を水で煮て、生薬のガラをこして液体のみを薬として飲むのが一般的な煎じ薬です。

ちょっと調べるだけでも実に豊富な種類の生薬がありますし、漢方薬としての効果・働きは複雑で繊細、一つの生薬でいくつもの効果が期待できる!なんていう優秀な薬がとっても多くて、東洋医学はど素人レベルの知識しか持ち合わせていない私ねこ子でも、生薬くんたちの『むむむっ!こやつらめ・・デキるな!』感に圧倒されっぱなしです( ゚Д゚)!

私ねこ子の今現在の処方の特徴をチラッとご紹介すると・・・

煎じ薬を煮出すと強いシナモンの香りがキッチンに漂い、飲むと甘くて香ばしい味がします(やや苦み走ったお味でもありますが^^;)処方を見ると桂皮(シナモン)・桃仁(桃の花・種を乾燥させたもの)・芍薬(シャクヤクの花の根を乾燥させたもの)などがラインナップされているので、桂皮はそのまんまシナモンの香ばしい香りですし、花系の生薬はふんわりと甘い香り・味の元になっている感じです。

遥か昔、その辺りに自生していた花の実や葉っぱ、根っこなんかを取ってきては煮て薬にしていただなんて・・そんな風景を想像すると、現代人には簡単に真似できないようなことをどんどん試して身体を治したり健康を保ったりしていたんですから、先人たちの知恵・研究・試行錯誤たるや頭が上がりません!

努力と情熱の結晶!トライアル&エラー!そして先人たちが恐れることなくとりあえず試した続けた勇気のお陰で、現代まで受け継がれてきたのが漢方であり生薬を煎じた煎じ薬なのです(だって、昆虫の足とか木の根っこを煮出して飲もうやなんて・・フツーは思いませんやん?)

偉大な漢方界の先人たちが一通り生薬を試してくれたお陰で、ある程度の効果・働きが保証された薬を自分に合わせて飲むことができるんですから、本当にありがたい!利用せん手はないと思います。

 

漢方ってどんな効果が期待できるの?

煎じ薬の効果は一人一人の持つ悩みに対して違うので、一概に「コレに効く!」とは言えません。

と言うのも、その人の健康の悩みや病状・体質の差によって薬の配合は十人十色なので、その人が求めた健康状態に近づくために薬をチョイスされるからです。

マジメな話、漢方薬はその人の健康・病気の悩みを和らげて改善するための薬はもちろんの事、そもそも健康上の悩みに陥りやすい傾向(その人の持つ身体のクセ)自体も改善してしまおう!という“悩みの元から根こそぎ解決じゃ!”という考え方の元に色んな生薬が組み合わされています。

漢方薬のすごいところは、健康の悩みを解決するにとどまらず体質改善まで一緒にできちゃうので、辛い時のその場しのぎの薬ではなく、身体の状態を全体的に良いレベルにまで引き上げることで健康の悩みが起こりにくい状態に改善してくれるところなんです!めっちゃ理想的な薬ですよね(^^♪

正に“自分だけのオリジナルの特効薬”ですね!(^^)!

私の場合は漢方を始めてからどうだったのかと言うと・・

ブログ冒頭でもちらっと話しましたが、私ねこ子をぎゃふんと(死語)言わせたPMSの症状(必殺!エストロゲン竜巻・プロゲステロン台風・ホルモン洪水警報)&不妊(なかなか来ないぜマイベイビー涙!コウノトリよ、はよ運んで来いや!)改善を目的として東洋医学のクリニックに通い始め、そこで煎じ薬との出会いがありました。

それ以降はN先生(クリニック主治医)を我が師と仰ぎ、漢方をマジメに煮出して飲み続け、N先生の食事指導&生活習慣の改善にも自分史上類を見ないほど傾倒して(要はハマった)取りくみ続けたのです。

修行さながらのストイックさで東洋医学にどっぷりとつかり、私ねこ子の人生の中で1、2を争うほど心をがっちりつかまれた健康方法の数々!その素晴らしさに身体の健康にとどまらず、人生観まで変わってしまったほどです!自他ともに認める元祖超絶健康オタクの私は、漢方生活も東洋医学的健康生活を実践していくのも毎日楽しくて仕方ありませんでした!(^^)!

はたから見ると

『漢方薬って・・めっちゃ苦くてマズそうやし、メンドそう』

『玄米菜食って、そんな食事さびしくないん?』

『牛乳とかチーズとか、卵もダメなん?なんかかわいそ~』

『じゃあ、カフェオレもハンバーグもショートケーキも食べへんのやぁ・・(哀れみの目)』

という感じで、めっちゃ可哀想な変人を見るような目で見られることもしばしば・・

私も最初はそう思っていましたよ。肉も卵もヨーグルトも食べやんって・・想像できひんわ~って(なんせ以前は毎日食べていましたからね・・)だから、自分がそんなストイックに漢方&食生活を続けられるなんて、正直思ってませんでしたm(_ _)m

でも、N先生の懐に飛び込むように!とりあえず信じてやってみようと思い、煎じ薬を飲み、先生の生活指導を守って実行するほど、面白いほどに自分の身体の健康の悩みが改善し、健康状態の変化にとどまらず!見た目もギュギュッと引き締まってビジュアル革命(当社比)も起こり、精神的にはかなり穏やかになって漢方生活を始めるまでとは打って変わって『別人みたいに落ち着いて優しくなったな~!』と周囲からは太鼓判を押しまくられるほどにまで変わることができたのです(´艸`*)

“自分の悩みが改善するから続けるのが楽しい→続けるほどに変化がさらに嬉しい変化があるから続けたくなる”

というモチベーションアップのからくりが漢方生活にはあるので、私でも続けることができたんだと思います。

話を戻して、私が漢方治療で改善できたことは前回ブログにギッシリとメガ盛り大長編でお話ししていますので、そちらに飛んでいただくと具体的な効果について知っていただけるので、是非足を運んでやってくだせぇm(_ _)m

前回ブログ『PMS・不妊治療・美容・ダイエットで悩んでいた私を救ってくれた東洋医学と漢方治療』

 

 

ねこ子版・煎じ薬の煮出しハウツーを公開

さぁて!(^^)! いよいよ実際に煎じ薬を煮出す時のハウツーについて、具体的にお話ししていこうと思います!

この煎じ方のハウツーは、私ねこ子が通っている漢方薬局で教えてもらった基本の煮出し方です。なので、今現在漢方治療している方が『あ!私のやり方とちょっと違うやん』と思う場合もあるかもですm(_ _)m

クリニックや漢方薬局はたまた薬の種類・生薬の量によっては、ハウツーが大なり小なり違うところがあるかもしれません。

あくまでも、私ねこ子が通っている漢方薬局で薬剤師さんから指導された煎じ方なので、参考程度に『へぇ~、漢方の煎じ薬ってこんな煮出し方するんや~』とか『私と違う煮出し方やけど、こんなやり方してんねや~』くらいの感じで読んでいただけたらいいかな~と思います。

と言っても、特別な器具は使わずに普通にキッチンにある道具だけで簡単に煮出すことができるので、なんら難しいことは一切ありません!(^^)! 難しいと毎日続かないし、誰でもできるわかりやすい確実な方法で自分にピッタリの薬が作れちゃうので、何の心配も必要ないですよっ☆(誰をどの立ち位置で説得しとんねん・・)

 

煎じ薬を煮出すのに必要な道具たち

煮出し鍋・ポット

鍋(ステンレス・ホーロー製のみOK)・土びん・耐熱性ガラスポットを使用

NG素材は、鉄・銅・アルミ製で、この素材でできた鍋やポットは使用できない。

※私ねこ子の場合※

最初は煎じ薬の煮出しなんてめっちゃかったるくて続く気がしなかったので、自動で煮出してくれる電気式の煮出しポットの購入を検討していました(奥さんビックリ!一台なんと17,000円の目ん玉飛び出し価格でご提供でございます~!!)

かったるさ回避のために17,000円・・・(爆汗)そんなん、超絶パンピーでど庶民なビューティアドバイザーねこ子は「じゃあこれ、いただくワ(キラン)」なんてセレブのごとくサラッと買えるわけあらしまへん!(17,000円て・・そんなん、ユ〇クロのセーター何枚買えるんやろ)しかもお財布の管理はわが軍が誇る、何人たりとも通さぬ鉄壁のガードが自慢!で有名なねこ子夫(要はナニワのどケチ)なので、夫に対して「どうしても必要でっせ!」のプレゼン大会をおこない、ねこ子夫の厳しい審査をパスした物だけが買ってもらえるため、二の足を踏みまくっていたのです(説得すんのもかんなり骨折れる)

まぁ、とりあえず家にある鍋で煮るしかない、と1リットルくらい入るステンレス製の鍋を使っておりました。母が嫁入り道具でシリーズで色々持たせてくれたフィスラー社(Made ㏌Germany)が誇る片手鍋(これはちょっとエッヘン!)でグツグツ煮たところ最初の一回で「全然これでええやん!」ってなるくらいなじみました(^▽^;)

焦げついたり汚れが取れなかったり等のトラブルも特になく、ガシガシ洗っても全然平気!洗った後すぐにブロッコリーとか茹でられるレベルです(その例えはいらんか・・)

あとは鍋の形もポイント高し!です。と言うのも、想像はたやすいと思うんですが土びんやガラスポットの注ぎ口のところって大体キュッと細いじゃないですか?しかもカーブがキツイし。あれって「内側ってどうやって洗うんやろ?まさか・・!スルーしかないんちゃうん!?」と私ねこ子的には疑心暗鬼になってしまうんです(^▽^;)

やっぱりね・・注ぎ口の内側のところとか、ちゃんと洗える自信がないなって思っちゃったんです(._.)

なんでそこだけ異様にチェックするかって言うと、煎じ薬って独特のにおいを発するんですよ・・奥さん!その独特のにおいってすぐに洗ってキレイにすれば全然残らないんですけど、煎じ薬がこびりついたまま放置すると確実ににおい移りします!

たぶんもう二度と他のもの煮るのに使われへんレベルに・・

あと、煎じ薬ってその時の体調によって先生が処方を調整してくださるんで、少しずつ違う薬の成分のこびりつきが混ざっていくとちょっと心配(効果面)そして何より、においが大パニックを起こすんじゃあ(THE☆神経質発言)といったことが心配になってしまうのです(^▽^;)

そんな理由から、ステンレス(扱いやすい)+鍋(洗いやすい形状)が、煎じ薬の煮出しには断然おススメです!

 

茶こし(普通の茶こし)

※私ねこ子の場合※

最初は「ザルじゃあかんのかな~?」と思っていたのですが、そこははっきりと!ダメですね(^▽^;)

煎じ薬の中身は大きさも大小様々ですが、小さい方の煎じガラはめっちゃ微粒子レベルなのでザルとかの目の粗い物でこしてもこしきれないのです^^;

「ものすんごい薬の本体残ってますけどっ!!?」という状態に仕上がってしまうので、ザルよりもグッと目の細かい茶こしが必須なのでしょう(ジャリ粒レベルの固体を飲み込むのは結構ツライ・・)

それに、煎じ薬のガラが煎じ薬に残ったままだとガラ(固体)が煎じ薬(液体)を吸収してしまうので、薬が減るというもったいない事態も起きてしまうそうな・・。安い物なら100円ショップで手に入るので、煎じ薬を煮出す前には速攻でゲットしておくことをおススメします。

私は、嫁入り道具で母から持たせてもらったキッチングッズの中にあった茶こしを使っていますが「こすところが大きい物がええな・・」と思いながら使っています(煎じガラが多いと満杯で溢れて、一回ではこしきれないので^^;)

是非とも大ぶりの茶こしをゲットしていただきたいです(^^♪

 

計量カップ(または料理用電子スケール)

煮出した煎じ薬の全量から一回分を測るために使用する。

一回煮出した分の煎じ薬を何度かに分けて飲む場合に、全量を均等に分けて飲むために最初に測っておく必要があるため。

※私ねこ子の場合※

これは私ねこ子が独自に編み出した漢方生活スタイルの一つなのですが、煎じ薬って大抵の場合お茶パックみたいな物に入った生薬を煮出して作って、煮出した薬を何回かに分けて飲むんです。

なので、一回分の飲む量はちゃんと測らないと正確な量が割り出せないのです(+_+)

「明日から本気出すっ!」「人生ええ加減がエエ加減」をモットーとして生きている私ねこ子ですが、せっかく手間(めんどう)かけて煮出すからには!金かけて通うからには!(これいっちゃん切実ですわ)確実に成果出したいですやん?

目的を達成するためには、薬の量は均一!毎日同じ量を正確に!飲み続けることが大切だと思うのです(^_-)-☆

そのため、私ねこ子は煎じ薬を煮出し終えて茶こしでガラをこす時に一旦大きな容器(軽めのタッパー)にこし取り、それを電子スケールに乗せて(あらかじめタッパーの重さを引いておく)全量を測ってから、分ける回数分で割り算し、一回分のグラム数を小さい付せんに書いて保存ケースに貼っ付けておきます。

例えば・・私ねこ子の場合は一袋を煎じたらそれを二日間かけて飲みます。朝晩一日2回服用なので、一袋につき4回分になるように分けて飲むために、煎じ薬は“全量÷4=一回の服用分”という感じで一回あたりを割り出しています。そして、飲む時には冷蔵庫から煎じ薬のケースを取り出して、一回分をグラスに測って移して飲んでいます(*^^*)

電子スケールが無い場合は計量カップで代用しても全然問題なしです!同じように煎じ薬の全体量を、重さではなく容量(ml単位)で測ってから、飲む回数分で割り算してあげても同じことなので、計量カップを片手にゴー!です(どこにゴーやねん)

 

でき上がった煎じ薬を保存する密閉容器

煎じ薬に変質・影響を与えない容器が良い。例えば、ガラスポット・メイソンジャー(ちょっと前にハヤったフタにストローさせるガラスのアレ)・ホーローポット等のガラス製が好ましい。タッパーなどのポリ容器は煎じ薬に微妙に匂いがつくのであまり適していない。

それに加えて、冷蔵庫での保存に際しフタをして密閉できる容器がおススメ。

煮出した煎じ薬が全量入る大きさの容器が良い。

※私ねこ子の場合※

これは漢方を飲み始めた最初の頃に試行錯誤(平たく言えば失敗)を重ねて、理想にたどり着いた感じです。

煎じ薬を冷蔵庫に保管するにあたって、とりあえず使っちゃいけない素材の容器はど素人の私でも簡単に想像がついたので(煮出す時に使っちゃいけないNG素材の鉄・銅・アルミでしたね~)それ以外で・・となると、我が家にいつでも転がっているどこにでもある保存容器(ごく普通のタッパー)を使うことに。

「ま、これでええやろ~。NG素材ちゃうしな~」と気軽な気持ちで煎じ薬を放り込んでフタをパチッとし、常温で冷ましてから冷蔵庫に放り込みました。けどこれ!何気に失敗でした(;´Д`)

煮出したてアッツアツの内に容器に移していた私が悪いのだと思いますが、ほぼ熱湯くらいの熱さの液体をビニール製容器に入れるとどうなるのか?・・はい!溶けますよね~^_^;(容器の耐熱温度により差アリ)

飲む時に煎じ薬をお湯で割って飲むんですが、お湯で割る前からうっすらと感じられる“ビニール臭!”そしてお湯で割るとフンワリと立ち上る“ハッキリとビニール臭!!”

「ぐっは~!これはマズいしまずい!(味も薬的にも)完全にビニール溶けても~てるやん!!」と、煎じ薬を飲むことをためらってしまうレベルの風味と味に劣化してしまったのです( ;∀;)

私の使っていた保存容器は、私の記憶違いでなければ一応熱湯入れても問題なしと注意書きにあったので、それを鵜呑みにして「わざわざ買うんもったいないし、大丈夫やろ~」と家に転がっていたものを保存に利用したところ嫌な臭いをお見舞いされた(自分のチョイスが悪い)というわけです。

その後、煎じ薬の入れ物迷子になっていた私ですが、実家に帰省した際キッチンの片すみで発掘された水差し(プレーヤー不在のため)に目をつけ、試しに使ってみたのですがこれがなかなかに良かったんです!ガラス製の水差しなので匂いが移らずに、内側がキレイに洗えてさっぱり清潔!使い心地は上々でした(^^♪

その後実家からサラッと強奪した(ちゃんと許可はもらいましたけどね^^;)水差しをしばらく使っていたのですが、さらにその後実家に帰省した際、またもやキッチンの片すみで行き場をなくしていたメイソンジャーもどき(From Hyakkin)を発見しました。水差しよりも優秀な点としてはフタつきなところ(水差しは口にラップやホイルを巻いて輪ゴムで止めて使用していた)そして大きさがちょうど良いところ(500mlくらい入るのが理想でした。水差しはデカすぎる)でした。

さっそく使ってみたところ、水差しよりもさらに使い心地が満点だったので「お前の物はオレの物!」と言わんばかりの雰囲気でもらい受けて(やっぱりちゃんと、オカンに許可取りましたけどね^^;)今現在も私の煎じ薬保存に役立ってくれています。

いくつか試してみましたが保存容器を選ぶ際のポイントとしては3つです!

〇ガラス製などにおい移りしないこと

〇フタ付きであること

〇煮出した煎じ薬が全量入ること

と、私ねこ子としてはこの点を抑えて選んでいただくことをおススメします(^_-)-☆

 

耐熱グラス・カップ(煎じ薬を飲む際に使う)

煎じ薬を飲む際に使うコップ。煮出したての煎じ薬・お湯で割った煎じ薬を飲む際に熱湯が入ることも想定すると、耐熱性のカップやグラスが望ましい。コップの容量は大体200~300ml位のマグカップサイズが使いやすい。

※私ねこ子の場合※

このアイテムについてはですね・・ぶっちゃけると、耐熱で&NG素材(鉄・銅・アルミ製)以外でさえあればなんでも良いですっ(どどん!)

お気に入りのマグカップ(煎じ薬入れるのにお気に入りのヤツはイヤか・・)でも良いし、家にある持て余して転がっている耐熱グラスでも、他人さんからもらった梅昆布茶とかが似あう温泉土産のしっぶ~い湯飲み(こんなん・・女子たる者!いつ使うねん^^;っていうようなヤツ・・満を持して出番でっせ!)でも良いし、お好みで選んでもらってOKです(^_-)-☆

素材&耐熱性という点にだけ気を配れば良いので、ご自分が煎じ薬を続けるために使いやすい&モチベーションがキープしやすいデザインのグラスやカップを使うのが良いでしょう。ただし!ひとつ前の項目でもお話ししたようにビニール素材も止めた方が無難です(飲む時に熱湯を注いだら、ふんわりと香る!ビニール臭ぅ・・)

私ねこ子はと言えば、ガラス製のコーヒーカップを使用して煎じ薬を飲んでいます。このコーヒーカップはたぶん200mlくらい入るカップで、ガラス製で透明な素材にシックなカラーで英字のプリントが施されています。

手に入れたのは結婚する1~2年前(さかのぼること1〇年前)当時の彼氏(現ねこ子夫)とデートで行った先の植物園にて、カフェが併設された雑貨ショップで購入した物です。買ったことに満足してろくたま使いもせずに食器棚の奥へ押しやられていたのですが、いつぞやの断捨離デーに発掘して以来、煎じ薬を担当してもらうことになりました。

いらん思い出話でお目汚しを失礼おまm(_ _)m要するに!大昔の食器を使っております(^_-)-☆

個人的には、透明なガラス製の小さ目の耐熱カップを推させていただきます!器が透明な方が煎じ薬の色がよ~くわかるので、煎じ薬の状態が観察できて自分の飲んでいる薬にちょっと詳しくなれます。逆に『にごった色がイヤヤ~!』と言う方は、透けない素材を選びましょう(^▽^;)

 

煎じ薬を煮出すのに必要な材料たち

お水について

原則として、常温の水道水を使用することミネラルウォーターはPH(ペーハー:酸性・アルカリ性など水の質の違いをあらわす単位)によって薬の成分の濃度が変わってしまうので使用できない。

※私ねこ子の場合※

お水に関しては、これはもう長ったらしいねこ子の案内トークは必要ないかと(´・ω・`)水道水です、フツーに。煎じ薬を煮出すために必要なお水の量を、煮出すための鍋やポットに汲んで煎じ薬と一緒に煮るのです。うん、本当に説明いらないくらいですね。。お水の量は計量カップでちゃんと測って入れるとか・・そんな当たり前のこと、わざわざ言われなくてもわかりますよね^^;

私ねこ子の思うこととしては「ミネラルウォーターがNGで本当に良かったゾーーッ!!」という点についてでしょうか。だってですね、これが逆やったらどうします!?

『ミネラルウォーター(銘柄指定もありうる・・)のみOK!水道水は使っちゃダメ、ゼッタイ!』とか言われたら・・わが軍(ねこ子家)は恐れ多くて煎じ薬を煮出すなんてできませんでした( ;∀;)

最近では激安価格のミネラルウォーターが手に入るお店も増えてきましたが、それでも毎日常備しなければいけない“お金(一番切実!)+手間(きらさずに買う)+スペース(でっかいボトル、どこ置くん)”たるや、馬鹿になりません!苦労するのは目に見えています・・

煎じ薬を続けるための必要経費とは言え、いくらなんでも限度というものがあります!そんな心配をすることなく、蛇口をひねればノンストックで出てくる“大阪の美味しいお水☆”で煎じ薬を絶賛!煮出しております。

えっ?そんな水道水で薬の効果に影響はないのか?・・はい!全く問題なく、毎日大フィーバーの効き目が出ていますので、どうぞご安心ください(^_-)-☆

 

煎じ薬(紙パックに一回分ずつ入っていることが多い)

薄い紙(お茶のティーバックの様な包み)の袋に煎じ薬を調合した物が一回分ずつ包装されている。処方せんによって生薬の配合は様々。薄紙を破いて中身を直接煎じる容器に空ける。紙パックのまま煎じると煮出しにムラが出るため。

※私ねこ子の場合※

煎じ薬の中身に関する話は一人一人処方が違うので省かせていただいてm(_ _)mこれもね~、ぶっちゃけてしまうと漢方薬局さんで教わった通りにしかしていないので、こちらをご覧の方ですでに漢方生活しちゃっている方からしたら『漢方のことでねこ子から教わることなんて、今さら何もねーし!』と思われるかもしれませんが^^;(話が長くてごめんちゃい)

煎じ薬がどの様なカタチで手もとに来るのかぼんやりイメージしかない方は必見!(大したこと言わへんのに必見て・・)

始めあたりの項目でもお話ししたように、煎じ薬は生薬(しょうやく:薬効のある植物等を乾燥させたもの)をクリニックの先生が大変エエ感じに組み合わせて処方してくださったものを、漢方薬局でドサッと調合してもらったお薬です。

煎じ薬一袋あたり大体10~20種類くらいの生薬が組み合わされて入っています(私ねこ子の場合は一番少ない時で14種類、一番多い時は22種類入ってました)そんなにたくさんの種類の生薬が一袋にぎっちり入っているので、数週間分まとめてもらうとビニール袋はパンパン!それに、結構重たいです(^▽^;)個人的感覚では3週間分の煎じ薬で2キロの米袋くらいの重量ですかね?

煎じ薬数週間分がまとめて入っている紙袋を開けてみると、薄茶色の紙包みに一回分ずつが個包装されています。一回ごとに効果にムラが出ることの無いよう個包装されているのは、管理もしやすく地味ながらも工夫が効いていて便利です。ちなみに薄紙を例えるならば麦茶やほうじ茶のお茶パック(ヤカンに放り込んで煮る大容量パックみたいな感じ)に、素材・大きさ共にめっちゃ似ています。

そのお茶パックならぬ煎じ薬パックを鍋などで煮出すのですが、一つ!かったるいポイントとして“袋を破いて生薬を直接鍋に入れて煮出すこと”という決まりがあるのです。

これはどういうことなのかと言うと・・パックの薄紙は手で簡単にピリピリ破くことができるので、破いて中身を直接煮出してね!ということなのです。なぜにこの行動がかったるいのか?答えはただ一つ!「紙パックのまんま煮出せたら、後片付けがめっちゃめちゃラクや~~~ん!!!」という、なんとも自堕落な考えによるものなのです(´ω`*)てへへ

なんで煎じ薬パックのまま煮出してはいけないのかと申しますと、薬の効果が弱まってしまうからなんですね~(._.)袋を破かずに煮出すと、鍋やポットの中で生薬が循環(グルグル)して煮えず、薬の煮出しにムラができてしまうからだそうです(泣)

ティーバックの紅茶を淹れる時なんかを想像していただくとわかりやすいと思いますが、カップにティーバックを入れてから熱湯を注ぐと・・ティーバックが浮いてきますよね?ぷかぷかと浮いて下側が使っていても上側ってお湯に触れてないからヒモを持って指でフリフリしなきゃいいけなかったり。煎じ薬も同じで、紙パックのまま煮出してしまうと同じ状態になってしまうそうです(*_*)!

煮出している最中は容器に蓋をしておかなければならないので紙パックをつついたりフリフリしたりもできません(._.)ですので、生薬がついた鍋を洗う時も、思わずため息が出そうになりますが(めちゃ面倒くさいから)そこは「効果のある煎じ薬を飲めているんだからっ!」と、ぐっとこらえて今日も煎じ薬パックをビリっと破くのでした(^▽^;)

 

煎じ薬の煮出し方How to

さてさて~、ここからようやく!(^^)! 実際に煎じ薬を煮出す手順について詳しくご紹介していきます~(^^♪

漢方薬を煮出す工程を具体的にお伝えするので、煎じ薬をご自身でグツグツされたことのない方には「実際はこんな風に薬を煎じるんや~」という風に、煎じ薬に対しての“ナゾ”が少しは解けるコーナーです!(いまいちイメージ湧かんかったらすんません^^;)

ただし!これはあくまでも“私ねこ子が煎じ薬を煮出す場合のハウツー”ですので、処方された漢方薬・東洋医学医師・漢方薬局さんよっては細かい手順や煮出す時間に違いが生じるかも?なので、参考程度にご覧くださいましm(_ _)m

な~んにもち~っとも難しいことはないので(私ねこ子だってたぶんちゃんとできてる位☆)工程をふんわりと追って、頭の中でイメージしていただきながらエアー漢方生活をしちゃってください(^_-)-☆実際に煎じ薬を飲み始める時もノー知識よりは漢方生活を始めやすいかも?なので、サラッと流す感じで読んでみてくださいませ~(*^^)v

 

1:鍋に煎じ薬一袋(袋から中身を出したもの)と水を入れる

お鍋に煎じ薬とお水を入れて煮出す準備をします。少し前の項目でもお話ししたように煎じ薬は薄紙に一回分ずつ包まれているので、それを慎重にビリっと破いて(イキオイよく引き裂くと中身がバーンとはじけ飛んでキッチンが地獄絵図になるので要注意☆)乾燥状態の煎じ薬を鍋に全て入れます。

それからお水!私ねこ子の場合は漢方薬局さんから700~800mlと指定を受けているので、それに従って800mlになるかならないか位までお水を投入しています(700~800とか言われたら、いっぱい薬にせな損やん!と多めの量を選んでしまう強欲の私・・)

どっちを先に入れてもそんなに違いはないと思うんですが・・せっかちな私としては薬→水の順番で鍋に入れる方が薬の上に水をじょばじょばかけながら入れていくので、薬が水になじんで水分を吸い込むのが早い気がして(^▽^;)この順番で鍋に入れています(朝とかは寝ぼけてて、逆に入れるエエ加減をやらかすことしょっちゅう)

 

2:鍋を火にかけて中火~強火で沸騰するまで加熱する

さぁて!準備も整っていよいよお鍋を火にかけていくのですが、ねこ子家のキッチンはガスを使用しているので“ガス火パターン”でお届けしますm(_ _)m

ちなみに・・私ねこ子の実家はIHクッキングヒーター(電気コンロ)ですが、実家に帰省した際も問題なく煎じ薬が作れました!IHに対応している素材の鍋やポットなら全く問題なく煎じ薬を煮出すことができますよ~(^_-)-☆

ではでは、ガス火パターン!お鍋をガスコンロに置きまずは中火~強火で火にかけていきます。ここで中火~強火となっているのは、コンロによって火の出かたが少しずつ違うから?なんでしょうか。私は大〇ガスのサービスマンではないのでガスコンロの火力の差にはてんで疎いですが(´・ω・`)確かに今まで使ってきた歴代のコンロを思い出すと・・それぞれに少しずつ火の強さが違ったようにも思います。今使っているガラストップコンロは安全面に配慮してのことなのでしょうが断然「火が優し~・・過ぎるわっ!」と突っ込みたくなるほど中火=中弱火、弱火=とろ弱火位の優しい火です(;´Д`)

火が弱いとなぜツッコミたくなるのかと言うと、沸騰するまで強めの火にかけて→その後に火を弱めなければならないので、沸騰するまではタイマーに頼れずに自分の目でそれとなく見張っている必要があるのです(*_*;

元祖コッテコテの大阪人!な、ねこ子夫のイラち(大阪のせかせか急ぐ人の呼称)が完全に感染してしまったエセ大阪人の私ねこ子としては「はよ~沸騰せんと他のことがでけへんやろっ!この場を離れられへんやんけ(怒)」とお鍋を急かして沸騰するまでギロギロと見張っているのですその為、沸騰を待っている間に茶こしやクッキングスケール・保存容器を準備したり、毎朝飲む手作りスムージーの材料・ジューサーを出したりしてスキマ時間を地味に活用しています^_^;

話を最初に戻してm(_ _)mガスコンロの火力の強さによっては中火ではなく強火(もしくは強火に近い中火)にかけて、沸騰までの時短をしちゃってもOKです!早く沸騰させればいいんですからね☆

 

3:沸騰したら火を弱火~とろ火に落として指定された時間煎じる

お待ちかね!お鍋に入れた煎じ薬がグツグツと沸騰し出したら、いよいよ煎じタイムに突入です!ガスを強火・中火→弱火にまでぐっと下げてからお鍋にフタをして、決められた時間弱火でコトコト煮出すのです。

ガスの火の強さとしては弱火~とろ火位がめやすで、お鍋の中身が軽~く『クツクツクツクツ・・』と煮え続けている位がちょうどいい火加減です(じっくりコトッコト煮込んだ漢方~♪)

先ほどの項目でお話ししたようにガス火の強さはコンロによって違いがあるので、とろ火では火力が弱すぎてフツフツするほどの温度に達しない場合もあります。そんな時は弱火まで火力を上げて、フツフツクツクツが安定して続きそうなところでガス火をキープしてフタをするのが良いでしょう(^_-)-☆※逆に弱火でも火が強い場合は、鍋の中身の様子を見ながらとろ火まで落として調整するとGOOD!

それと、お鍋にフタをする際のワンポイントとしては“鍋のフタは少しずらしておくこと”です。お鍋に対してキッチリピッチリとフタを閉めてしまうと、100%吹きこぼれの被害に遭ってしまいます(・・;)お鍋にもよりけりですがそんなにガバッとずらす必要はないでしょう。

私ねこ子の場合は1cmもずらしていません(恐らく5mm位のわずかなずらし感)これはなぜならば、煮えている時に出る湯気が鍋から逃げてしまうのを少しでも防ぐためなのです。お察しのとおり!湯気もれっきとした煎じ薬の一部なんですね~。神経質発言☆のように思われるかもしれませんが、フタのずらし感によって出来上がる煎じ薬の量が結構違ってくるので、馬鹿になりません(>_<)!

一説によると・・同じ量の生薬でも一回あたりに出来上がる煎じ薬の量が多い方が、効果が高くなるとのことです。沢山の煎じ薬(液体)が取れる方が効果UPになるならば!湯気をも逃がさない方が煎じ薬は沢山出来上がります

鍋フタのポジショニングがバッチリ決まったら、指定された時間にキッチンタイマーをセットしてすぐさまカウントダウンをスタートさせます!(^^)!私ねこ子のバヤイ、漢方薬局さんで出された煎じタイムの指定は弱火(とろび)にしてから待つこと『20分間』です。人によって煮出す時間が30分間必要な場合もあるみたいです(30分やとちょっと長めな印象^^;)私ねこ子の飲んでいる煎じ薬の調合は、その時の季節や体調によって中身が何度もマイナーチェンジしていますが、煎じタイムはずっと変わらず20分間のままです。

煎じている間の20分間は、長いようで意外と短いので(^▽^;)煎じが終わるまでのスキマ時間を利用してこまごまとした家事を差し込んで、待ち時間をムダにしないようにしています(*´ω`)

私が煎じ薬を煮出すのはたいてい朝食前で、薬を煮出す日は朝食作りと同時進行で朝からガチャガチャとやっています。夫が電気ポットに水をくんでお湯を沸かしてくれている間に、私は煎じ薬と水をお鍋に入れて火にかけ始めます。

煎じタイムの20分間にできる朝家事としては・・食洗機から前の晩の洗い上がった食器を出して片す・朝食用にダイニングテーブル上をセット(それぞれのトレー・カトラリー・白湯用のコップ出す)・小松菜フルーツスムージー作る(ジューサーに材料をセット+ジュースにする)・朝に食べるフルーツの皮むき(先に食いしん坊夫に出す)・野菜のおかず作成のための材料を切る+調理にかかる・・・と、この辺りで20分間終了を知らせるタイマーが割とけたたましく鳴り響くので、コンロの火をあわててガチャリと止めるのです((+_+))

煎じタイムが終わったらすぐに煎じガラをこし取る必要があるので、一旦朝食作りを横に置いておき、煮出しが終わった後の“煎じ薬の仕上げ作業”に入ることになるのです(>_<)

 

4:茶こしを使って鍋の中の煎じ薬を綺麗にこす

煎じタイムの終了を知らせるタイマーが鳴ったら、いよいよ仕上げの作業に取り掛かります!(^^)!

用意しておいた茶こしを使ってお鍋の中の煎じ薬をこして、液状の薬として飲める状態にするのです。うん、めっちゃシンプルな作業やわ。が、しかし!一見シンプルに思えるこの作業、煎じ薬を煮出す中でも一番メンドーな工程でもあるんですよ!!(いちいちメンドがり過ぎやろ・・自分^^;)

今までは鍋&コンロにまかせっきりでいられたのに、火を止めたとたん一気に大慌ての忙しさになるからその目まぐるしさたるや、朝から目がグルングルンと回ってしまうほどですねん!(大そうな・・)

多少大げさに聞こえるかもしれませんがm(_ _)mここからは本当に時間との戦いでして、できる限りスピーディにチャキチャキと行動をする必要があるんです!

なんでそんなに急がなきゃいけないのかと申しますと、答えは一つ!それは「生薬の煎じガラ(固体)が煎じ薬(液体)を吸い込んで薬の量が減ってしまうから」なのです!

『そんなに言うほど減れへんやろ~。ねこ子よ、いちいち大げさやでしかし!』と思われるかもしれませんがこれが案外大げさではなく、ちょっとでもこさずに置いておく時間があればでき上がりの薬の量が全然違ってくるんですよ!

私ねこ子の場合・・火を止めてからうっかり1分位置いてしまったことがあるんですが、でき上がった薬がいつもより100mlも少なくなってしまい、大変がっくりしながら少ない薬をチビチビと飲んだ苦い経験(薬も苦い)があります(;´Д`)たった1分浸け置いただけでそんなにくすりが減ってしまうんですから「どんだけ吸い込む気ぃやねん!これ以上持って行かんとって~!」と大変もったいないことをした気持ちになります、マジで!

ですから!ここはタイマーが鳴り終わるや即座に動くのが鉄の掟になるのです( ゚Д゚)なんならタイマー終了の数分前からタイマーをそばに置いてチラチラと見やりながら、今か今かと煎じタイムの終了を待つのがベターです。私もすぐに見える冷蔵庫にタイマーを貼りつけておいて、ことあるごとに残りタイムを確認しながら“ながら家事”の時間を調整するようにしています。

煎じタイムのことを突っつきまわし過ぎましたm(_ _)m茶こしで煎じ薬をこす時のことに話しを進めます。

アッツアツのお鍋に入った煎じ薬を、茶こしを使って液体のみをこし取っていきます(ガラは捨てる)この時、鍋はもとより鍋の中身もかなり高温になっているのでヤケドには注意が必要です(ヤケド経験者・ねこ子談)

まずは大きな容器に煎じ薬の全量をこし取ります。この容器は絶対に耐熱性の容器を使う必要があります(割れるぞ危険!)一度煎じ薬の全量をきっちりと測るためには、薬が全量が入るだけの大きな容器にこし取るのがおススメなのです。私ねこ子はこの時に電子スケールを使って薬を測るので、電子スケールの上に軽い耐熱容器(500ml位入るのん)を置いて、この中に直接こし取りつつ全量を測るようにして作業をちょっぴりショートカットしています。

電子スケールに乗せた耐熱容器の重さはあらかじめ引いておき(プラスマイナス0機能は便利)全量の重さ÷4=一回分の量が出るので、小さい付せんにメモしておきます。次回に薬を飲む時の分量がパッと見てわかるので、非常に地味ですが欠かせない工夫です☆

※電子スケールが無い場合は計量カップで全量を測ってから四等分すれば同じことなので、ご安心ください♪一度に600ml以上測れる大きさの計量カップがおススメです(もし計量カップすらご自宅にない場合は、なんか測れるもんを買ってくだされ^^;)

全量&一回分の量がキッチリと測れたら、保存容器に移してフタをしっかりとしてやっとこさ煎じ作業は終了です(>_<)!

残すは、恐怖の煎じガラ&お鍋の後片付けのみ(^▽^;)そんなことする方は絶対いないでしょうけど、煎じガラは絶対に排水溝に流してはダメです(*_*;!煎じガラを見れば一目でわかりますが、あんなの流したら絶対に詰まります!なので、私はお鍋を洗い始める前に目の細かい排水溝ネット(※ストッキングタイプ)をかけておいて(いつでも必ずかけていますが)そこに煎じガラをまとめるように流し→煎じガラを集めてお鍋を洗い→洗い終わったら排水溝ネットを新しいのに取り換えて、集まった煎じガラを生ごみとして処理するようにしています!(^^)!

 

煎じ薬を飲む際のハウツー&注意する点

ここまで煎じ薬の煮出し作業をイチから見ていただきましたが、いかがだったでしょうか?そんなに難しいことはなかったですよね(*^^)vと言うよりも・・難しいことなんて何一つなかったですよね^_^;(ただ単に地味にメンド―な作業というだk・・)私ねこ子も漢方を始めて最初の頃は煮出し作業にミスしたり、ドジってプチパニックになることもしばしばでした^^;でも、慣れます!ホンマにすぐ慣れるモノなんです!(^^)!

漢方薬って毎日コツコツと飲み続けることが一番大切なんで、自分の自宅キッチンで煮出す際の“マイスタイル”さえ決まってしまえばラクラクと続けていけます!煎じ薬を煮出したり薬を服用し続ける中で、少しずつ慣れて自分に心地の良い環境(煎じのためのアイテム・煮出す時間帯etc)が自然と作り上げられていくでしょう(*^^*)

では、毎日の漢方生活を続けていく際のコツ(と言うよりもポイント?かな)や毎日コツコツ飲むからこそより高い効果を得るためにとっても大切な事をいくつかご案内しちゃいます!(^^)!私が漢方薬局さんでご教授いただいた煎じ薬を飲む時の基礎的な決まり事から、おなかの調子が悪い時の漢方薬との付き合い方まで・・私ねこ子が「こうちゃうかな~」とぽや~んと思っていることを交えてざっくりざくざくっとお話しします~(*´ω`)

 

服用のタイミングは、朝晩2回&食前30分前に飲む!

はい、上の見出しどおりです!本当に見出しどおり過ぎて、他になんも言えね~(苦笑)

ウソウソ^^;これに私ねこ子の場合を付け加えるとすれば、食前30分前はそんなにちゃんと守れていません(さっそくあかんやん)本当は・・食前30分前までに煎じ薬をお湯で割るなりして温めた物を、ゆったりとした気持ちでゆっくりと服用するのがベストなのですが、なかなかその通りにできた試しがありません(;´Д`)

だってねぇ!(あ、こいつ言い訳する気ぃや・・)食前30分前って・・それって朝でも晩でも、主婦にとっては一番忙しい時やないですかいっ!!!キッチンの上はさながら戦場の様相!これから最後の仕上げ調理をして器に盛り付ける・・それが食前30分前の妻の姿やっっ!キッチン調理台の上はお鉢やお皿が料理を盛られるのを今か今かと待ち受け(要するに食器を並べたくっている)食卓テーブルはそれぞれのプレート・お膳・カトラリー・コップ等がところ狭しと並べられ・・漢方を出してゆっくりこんと飲んでいる余裕はみじんも存在しないのです!

そのようなお粗末様な感じなので(*_*;一応食前5分前位の手が少し空いたスキに電気ポットで沸かしておいたお湯でサッと割って、エイヤッと一気飲みするんです。こんなテキトーな飲み方でも効果はしっかりと出ているので、まぁそんなに神経質なほど気にしなくてもいいのかもです^^;

一日2回の朝晩服用は私ねこ子がN先生から言いつけられている回数なので、他の漢方プレーヤーの方とは違うかもしれません。私ねこ子の場合、おなかの調子が悪い時は朝晩2回で飲み切る分を朝昼晩の3回に分けて飲み切っても良いよ、と応用的(?)なアドバイスをいただいています。おなかの調子が悪い時は回数を多くして一回あたりの薬の量を薄めて飲むことで、胃腸への負担を減らす狙いがあるそうです(^_-)-☆

同じ考え方で“食後に服用する”という裏ワザもあります♪胃腸の調子がどうしても優れない時は、煎じ薬を飲むタイミングを食後に持ってくることでおなかへの負担を減らしてくれるそうです。体調に応じて飲むタイミングを調整することで、漢方ライフをより快適にしてくれるでしょう!(^^)!

 

一回あたりの量は、計量カップや電子スケールで正確に計る

これも見出しそのまんまで、他になにも付け足すことがないんですがm(_ _)m前の項目で飲むタイミングはなかなかピッタリに合わせることが難しいので(*_*;せめて、一回分の量はキッチリと正確に測って飲むように心がけています。毎回同じ量の煎じ薬を飲む方が、効果にムラが出にくいですからね☆

煎じ薬を保存容器から飲むグラスに移す際にちょっと多く入れ過ぎてしまったり、その逆にあとちょっとで一回分の分量に到達しそうな時は、小さいスプーンを使ってちょうどの量に調整するようにしています(^^♪

 

煎じ薬が冷たい場合は、お湯を注したり鍋で温める(電子レンジ不可)

これはですね『煎じ薬は冷たいまま飲んではならぬ』という漢方界の原則から来ています!私ねこ子の愛読書の一つ、東洋医学博士・長瀬千秋先生の御本の中にもそのような文言がありました。それによると、冷たい煎じ薬というのは温かくして飲んだ漢方薬と比較すると、本来なら得られるはずの効果が得にくくなってしまうそうです。薬の内容が変質するということではなく、求めているものが得にくくなるという考え方です。私ねこ子のかかりつけの漢方薬局さんでもそのように教えられました。

『必ず温めてから飲むこと、ただしレンジは絶対に使わないでねっ!』と教えられました。これまた、ちょいと面倒くさい決まり事ですな^_^;電子レンジで温めると煎じ薬の内容成分自体が大きく変化してしまうので、漢方界ではタブーの温め方になります。せっかく効果を得るために煎じているんですから、温めでちょっとラクした位で効果がなくなってしまったら今までの労力がムダになってしまいます(;´Д`)

なので、ここは原則に従った温め方をチョイスするのがベターです。私は温かくなる位まで熱湯を注いで、飲みやすい温度のお湯割りにして飲んでいます。お湯割りにすると漢方独特の風味も和らぐので、ぐっと飲みやすくなります♪他の方法としては小鍋(NG素材は使用不可)で温めても良いそうですが、個人的には洗い物が増えるのがイヤなのでお湯割りがベストな飲み方です(^_-)-☆

 

煎じ薬の回・シメのご挨拶

さてさてm(_ _)m今回は私ねこ子が絶賛服用中!の“効果絶大!煎じ薬”についてスポットを当てて、超我流の解釈を交えながら色々とお話しさせていただきました!(^^)!

私も飲む前はそうだったのですが・・漢方もとい煎じ薬って『よくわからない薬』のイメージを持っている方が多いんじゃないかなぁ、って勝手に思っていました。漢方ライフを始めたばかりの時にわからないことが多くてインターネットで調べてみても欲しい情報や答えが見つかりにくかったり・・あんまりにもガイドラインが世間一般に少ないんで(調べるのがヘタなだけやったりして^^;)自分自身でトライアル&エラーを続けて「多分これでエエんちゃうかな~」って方法をあみ出したり(>_<)苦労しているんです、これでも!(手前味噌)

今回煎じ薬ハウツーについても、少しでも多くの方に「煎じ薬って本当はこんな薬やで~!」っていうことが知っていただきたかったので、割と細かく書かせてもらった次第ですm(_ _)m少しでもよくわからないイメージを払拭してもらえて、かつ漢方薬って良い物なんだな・・と思ってもらえれば嬉しい限りです(*^^*)

漢方薬は飲んで速攻で効果を期待するというよりも“根気良く続けることで健康のトラブルを解消し、大幅な体質改善を図る薬”なので、少し飲んで効果が無いからとすぐに服用を止めてしまうのではなく(そんなことをすると非常に勿体ないです!)気長に構えてコツコツと末永く続けることが大切です(^_-)-☆

心も身体も軽くなる漢方生活(^^♪ストレス社会の現代人にこそ是非ともおススメしたい健康法です!(^^)!

 

今回はここまでとなりますm(_ _)m

読んでいただきましてどうもありがとうございました(*^^*)

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